水飲みたい。。。

倒れてから1年 入院も長かった事、いまだに通院をしている事、検査入院も定期的にする事 などで、医師や看護師と 仲良くなっていて、お食事会でもと言いながら中々 実現しなかったのですが、何とか内科的には 落ち着いたので 食事会の運びとなりまして開催させて頂きました。

話題は、入院中の私の 発言などについてですが、中でもかなり 看護師さんたちの印象に残ったのが、「水飲みたい」らしいです。

通常は 医師に「水は飲めません」と言われると、諦めるか、看護師さんや家族に何度か 伝える事はあるらしいのですが、私の場合、病の重さから C C Mおりましたので内科、外科、形成外科、整形外科、耳鼻咽喉科、麻酔科、皮膚科、眼科など 様々な医師に、かかわって頂きました。

「水を飲んではダメ」と言われてから 毎回、毎回違う科の医師に 水飲みたいと 必ず言ってらしいです。

しかも 首も大きく切開していて、筆談も出来ない状態になった時も文字ボードで 何を伝えたいかのと思いきや「水飲みたい」

大きな手術前に少し意識が戻った時にも医師、看護師が「ご家族が見えてますよ 何か伝えたいですか?」との問いにも 「水のみたい」 だったらしく、執念を感じたらしいです。

なので 首から管を抜く「抜管」後 絶対に「水飲みたい」だよねと 皆さんで話していたそうです。

しかし 抜管後の第一声は「コーラー飲みたい」だったらしいです。

そんな話を聞かせて頂きましたが、「全く記憶に無いんです」とお話ししましたら、常に「モルヒネを投与されていたので 記憶に無くても仕方無い」との事です。

ただ 看護師さん達は皆さん「あの治療には驚いたし よく耐えた」と言ってくださいました。

何を?と 聞きましたら「首も切りっぱなし、足は皮が捲れる状態で切りっぱなしで 患部に水を流しがしてゴシゴシ洗うは、消毒液を注射で入れて注射器で抜いたり 凄まじい治療であったと。。」通常は全身麻酔で手術室で行う治療を全身麻酔の感覚開けるために 病室でも行って居て 痛みで唸っていたそうですが、記憶にございません。

意識がなんと無く戻ったと、自覚のある時からの事は何となく覚えておりますが、意識が安定しても手術はしているし、先の消毒治療も病室で受けておりますが、「辛い事は忘れた」と言うくらいにその治療の痛みの記憶は忘れております。

そんなこんなの入院中の私の話などで 盛り上がり今だから 笑って話せることに喜びを感じました。

ただ、思ったのは、ドキメンタルやドラマで 「水のみたい」と伝えながら息を引き取るシーンを見たことはありますが、私もそうでしたが、瀕死の時の言葉でも 「水は飲ませてもらえないんだ」と 改めて現実は、、、と感じました。